防爆構造ってどれを選べば良いんだろう?
防爆エリア3分類と5つの防爆規格の基準を事を頭に入れておく必要があります
そこでこちらの記事では…
上記の内容を紹介します。
今回の記事は、ユーザーのための工場防爆設備ガイドより抜粋しています。さらに詳しく知りたい方は、原本を参照すると良いでしょう。
これを機会に是非覚えてしまいましょう!
危険物施設=防爆構造の電気機器設置が義務
化学プラントでは取り扱っている物質が原因で、火災・爆発事故が発生する事があります。このとき、火災・爆発は3つの要素が揃うときに発生します。
上記の1から3のうち、一つでも遮断できていれば火災・爆発は発生しません。
化学プラントには多くの計測器・動機器が設置されていますが、これが点火源となって火災・爆発事故を引き起こす可能性があります。
それを防ぐため、電気機器に点火源とならないように技術的な手法を施した構造の事を、防爆構造と呼びます。
この防爆構造は単にその構造体になっていれば良いというものではなく、労働省の検定に合格し、認定されたものでなければなりません。
化学プラントの完成検査のときに、防爆機器の認定証明書と番号の照合は必ずやりますよね。
危険箇所の3分類
火災・爆発を引き起こす可能性のある物質を扱っている施設の中でも、危険度に応じて3つに分類されています。
危険度で大小を付けるならば、
特別危険箇所 > 第一類危険箇所 > 第二類危険箇所
上記の関係になります。順番に見ていきましょう。
特別危険箇所
第一類危険箇所
大抵はこの1種危険場所に該当するのではないでしょうか。
第二類危険箇所
5つの防爆構造
防爆構造には種類があり、使う事が適している危険場所がそれぞれ異なります。
こちらも、それぞれ順番に見ていきましょう。
本質安全防爆
耐圧防爆
内圧防爆
安全増防爆
油入防爆
まとめ
今回は、「防爆仕様の選定方法」をテーマに危険場所と防爆構造について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に、危険場所と防爆構造の選定簡易表を以下にまとめます。
なお、関連記事として、化学メーカー現場研修で自主的にどんなことがやれるのか知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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